5/24 活動報告

24日は、一日を通して曇りが予報されており、当日の朝も曇天が広がっておりました。

しかしながら、2つの観点から単座機を組ませていただくことに決めました。
まず、前日の気象です。私(学生会員)は前日板倉滑空場の活動に参加していたのですが、前日も一日曇りが予想されていたものの、昼前に晴れ間が見え結局14時ごろに4,500ftのサーマルがあり、本日も気圧配置の変動が小さかったため同様の条件になるのではないかと予想しました。
併せて、9時の時点で中層雲が広がっていたものの下層に積雲列が見えたため、エマグラムの雲低高度は3,500ftが予想されていたことを鑑み滞空可能と判断したことが二点目です。

蓋を開けてみれば10時ごろから晴れ間が見え、積雲も徐々に発達していました。日射が続くにつれ条件が良くなると踏んでいましたが、意外にも複座機はバッタを繰り返していました。同期のMも滞空できず、厳しい戦いになりそうだと思いながら飛び立ちました。

幸いにも滑空場の北側に雲底の黒い積雲が見えたためその下に入りました。
バリオの値は0.5m/sだったものの、Mの話から下層は厳しいだろうと思いこのサーマルで粘って時間経過でサーマルが立ち上がるのを待つことにしました。結果的にこの欲を出さない判断が功を奏しました。
一時は900ftまで落ちたものの、30分かけて2,000ftまでなんとか上げました。そこからはコアの強いサーマルに移し雲底の3,000ftまで上がり、積雲伝いに北西を目指しました。

当日の上空の状況を見つつ、雲底をたどっていけば失高が少なく強気の滑空比25で計算し、館林駅上空まで進出しめぬまフライトサービスとコンタクトするところまで進出することができました。

残念ながら一往復のやり取りで沈下に叩かれすぐに引き返すことになりましたが、無事に目標を達成することができました。
その後は吸い上げ効果で高度を保ちつつ、3時間ほどで着陸しました。
朝の段階では、本当に単座機を出すの…?と言われたりお隣の板倉滑空場は早々に活動中止を決断したりしていた中で、山勘とはいえ予想が当たりこれだけの時間を粘ることができたのは素直にうれしく思います。

今後も「最初に飛んで最後に帰ってくる」グライダーパイロットを目指し精進してまいります。

5/17 活動報告

平成のグライダーパイロットのA(社会人会員)です。この度はPW-5で筑波山(→関宿→板倉)まで飛ぶことができたので、ご報告させていただきます。

はじめに、この度のフライトに際し、機体をご提供してくださったMさん、クロスカントリーフライトをご指導してくださったIさんに心より御礼申し上げます。

また、日頃より読売加須滑空場における活動ならびにNPO SAFの運営を支えてくださっている関係者の皆様にも深く感謝申し上げます。

皆様の日頃よりの多大なるご協力のお陰様で、この度のグッドニュースをお伝えすることができ大変嬉しく思います。

さて、近年は若手パイロット達の間で盛んにクロスカントリー(以下XC)が行われており、関東平野のグライダー界は今、その熱気に包まれております。

一方その頃、私は操縦教育証明の取得を目標としたトレーニングを重ねておりました。しかしグライダーの本筋であるXCについては経験がほとんどなく、今後操縦教員となるためにもこのタイミングでXCの経験を積む必要があると考えていました。(それよりも一人のグライダーパイロットとして他の若手パイロット達に負けてはいられないという気持ちが強くありましたが・・・笑)

XCの下準備として、マップ(画像添付)の作成を進めつつ、4/25日(土)には関宿滑空場および真壁滑空場の現地下見を行いました。その翌日4/26(日)はI先輩の操縦するPW-6Uに同乗させていただき、加須→小山→真壁(筑波山)→関宿→板倉→加須を結ぶ5時間、200km超えのビッグフライトのデモンストレーションを行っていただきました。その二日間はこの記事には書き切れないほど多くの学びがあり、大変貴重な経験となりました。

そして、5/17は気象的もチャンスだったので、今度は自分の力で飛んでみることにしました。

機体はMさんご所有のPW-5です。改めまして機体のご提供に感謝申し上げます。PW-5はクラブ所有機に17歳の頃から乗っているため、その性格をよく知っており安心感がありました。出発前には遠く筑波方面に大きめの積雲が湧き立っているのが見え、筑波山フライトへの期待が膨らみました。

12時頃に出発し、ファーストサーマルを捉えて古河へ向かいました。古河で1,300m(4,200ft)まで上昇し野木方面に伸ばしましたが次のサーマルにヒットせず、一度Uターンして古河へ戻りました。野木町エリアは加須滑空場と小山滑空場を隔てる高い壁であり、PW-5クラスの機体では3,500ft以上で安全に通過することができます。

引き返したところの市街地で再度高度を獲得しもう一度Uターン。加須を背にしてさらに距離を伸ばし順調に小山滑空場を通過しました。筑波山と小山滑空場の中間では沈下帯に入ってしまい、弱気のUターンで小山へ引き返すか目と鼻の先にある筑波山に足を伸ばすかの決断に迫られましたが、この時は筑波山側に発達中の積雲が見えていたためリスクとリターンを交換することにしました。今思うとこの判断が今回のフライトの明暗を分けたと思います。結果として、その積雲下のサーマルで高度を得ることができ、さらにそこから筑波山山頂に移動し強力なリフトに乗ることができました。この賭けに勝ったことで帰りの切符を得ることができました。

高度を上げ切ると、朝から見えていた筑波山周辺の積雲が消滅し始めてきたので、用事が済んだ筑波山からは早めに脱出することにしました。帰り道は来た道と同じ小山滑空場の摺鉢に確実に入るルートを取り、北に膨らむ弓形に古河を目指しました。この時の筑西・結城エリアは上昇も沈下も少なくあまり良くない空でした。小山滑空場で苦戦していたDiscus bにそのことを伝えて、私は1,500m以上をキープしながら古河まで戻りました。この時点で時刻は14時過ぎでした。

その後は教科書通りのサーマリングと直線滑空を繰り返しながら関宿滑空場と板倉滑空場を周回し、16時前に加須に帰投しました。

実は今回が初めてのソロ・クロスカントリーになります。しかしフライト中に不安になることはほとんどありませんでした。私の場合、特にサーマリングにはかなりの自信があったため、あとは飛行ルート上にサーマルさえ存在していれば筑波山フライトは達成できるものと考えていました。先月の地上からの下見とI先輩とのフライトによる上空からの下見(上見?)で小山滑空場と真壁滑空場に着陸する準備も整っていたため、条件さえ揃っていれば筑波山に行かないという選択肢はありませんでした。ただし、このようなXCを行うまでに必須事項以外の準備できることはまだ多く残っていたと思うので、今後も安全対策をはじめとした様々な準備と対策を継続して進めていきたいと思います

今回は目的地(筑波山と関宿滑空場)にたどり着くことを重視したXCでしたが、今後のXCではフライトの効率をもっと高め、より高速にタスクを達成するような飛び方を身に付けたいと考えています。平均速度を追求すると、今までよりもサーマルのコアで正確に回ることが求められ、それには自分の操縦をより高精度なものへと鍛え上げる必要が生じてきます。また理論的な面でも先人達による様々なグライディング・セオリーの活用やファイナルグライドの開始地点の検討、筑波山→関宿直行ルートの検討など、考えるべきことが増えてきます。これらの課題をクリアすることでPW-5のポテンシャルを最大限に引き出した面白いフライトができたら良いなと思います。

最後になりますが、操縦教育証明も年内取得を目指して頑張っていきたいと思います。操縦教育についてもXCを飛ぶことについても極めてレベルの高いインストラクターになることを目指したいと思います。

長文をご拝読いただきありがとうございました。

4/19 活動報告

19日は春らしい日差しが照りつけ、動くと少し汗ばむような陽気でした。
午前中は南風がやや強かったもののおおむね飛びやすい気象で、1発目から滞空を始め、筆者(学生会員)も28MNで飛び立ちました。
 
今日は宇都宮まで飛ぶぞ!と宣言したにもかかわらず、周りはブルーで一面の沈下帯…結果的に5分で着陸してしまいました。
もう一発飛ばせていただけることになり、またバッタしたら恥ずかしいぞ…と思っていると、なんとかサーマルを捕まえることができました。
 
この日のトップは5,000ftほどあるものの積雲は少なく、またインターサーマルでの沈下も強かったため当初はあまり足を伸ばせません。
利根川の分岐点あたりでうろうろしていましたが、高度に十分余裕があることを確認し関宿滑空場まで行きました。
関宿滑空場についたタイミングで、地上では一気に条件が悪くなったのか場周無線が殺到しており、これにつかまっては大変だと加須周辺まで戻りました。
 
その後古河のあたりで上げなおし板倉の方に行き、知り合いの単座機とガグルを組んで楽しみつつ、4時間ほどで着陸しました。
 
全体としては初めて関宿滑空場まで行くことができ、また結果的に加須の鉢を割っていなかったため上々であったと思います。
一方でプランニングやサーマルの判断に課題が残ったため、目標の卒業旅行in日光上空に向け、より一層精進してまいります。