靄がかった雲を通り抜ける暖かい日差しと、春の訪れを感じさせる風。そんな本日の滑空場には15名の会員が集まり、活動を行いました。
午前中は条件はあるもののその分の沈下が大きく、飛行時間が伸び悩むフライトが多くありました。しかし、太陽が高く昇るにつれ昇降計の針は大きな数字を指すようになり、雲に吸い上げられるようにグライダーが飛び始めました。上空にはクラブ機のみならず他クラブの機体も多く訪れ、見えないはずのサーマルが遠くから見てもそこにあるのだと分かりました。
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私(学生会員)はちょうど13時頃から、社会人会員の方に声をかけていただきJA2706の後席に乗ってフライトに出ました。一時は「300mを切ったからもう着陸か!」というところまで来ましたが、起死回生の+1で粘り、気が付けば1,000mにまで上昇しました。

その後は、ドルフィンフライト(サーマルのある場所では速度を落として上昇し、それ以外の場所では高速で滑空して、イルカが海面を跳ねるように効率よく移動する技術)の要領で関宿方面まで向かい、追い風に乗って帰るつもりでしたが、想像以上に長い時間沈下に苦しめられ、関宿滑空場にアウトランディングしました。地上で訪れたことはありましたが、今回先輩と同乗して実際に着陸を経験できたことで、今後の緊急着陸場としてより安心感を持てると感じました。
関宿滑空場からは飛行機曳航で1,000mまで上げてもらい、加須へと戻りました。(※余談ですが、飛行機曳航と言えば1年半前のオーストラリアへのグライダー留学での曳航機パイロットのアーニーさんを思い出します。ATで離脱し、”Thanks Arnie!”と無線を入れると必ず”My pleasure”と返してくれます。これはつまり、”ありがとうと言ってくれることが私の喜びです”という意味です。それを瞬発的に出せる英語力と人間性を鍛えていきたいと誓ったことを思い出しました…)

本日のフライトは3時間と長旅でしたが、先輩パイロットと飛び、新たな課題を見つけることができました。それは次のサーマルへ移動することの見極めです。私の傾向としてプラスが弱まってきてもその場でずっと回ってしまいます。しかし、常に周りの雲を見て上昇気流を想像し、臨機応変に次へと移っていかなければなりません。そこのいつまで回るべきか、そして次はどこへ移るべきか、の判断力はまだまだ成長の余白があるなと感じました。
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私事ですが、就活でするべきことが多く、午後には早退しようかと考えていましたが、社会人会員の方に声をかけていただき、結果貴重なフライト経験をさせていただきました。休まずに毎週来ると幸運があるものですね。長い時間のフライトをありがとうございました。
しかし、目の前のサーマル(グライダー活動)に集中しすぎると、先の大きなサーマル(内定)を見逃してしまうかもしれないので、「常に周りの雲を見て上昇気流を想像し、臨機応変に次へと移っていかなければなりません。」という自分自身の今日の学びを実生活にも応用し、チャンスを見逃さず、アウトランディングのない安心・安全な人生のフライトを掴み取ろうと思います。
どうやら内定探しのフライトプランは、まだクローズ出来なさそうです、、、苦笑
